鹿島を家宅捜索 砂利不正転用の詐欺容疑で
11月25日9時56分配信 産経新聞
羽田空港の滑走路建設に絡む代金詐取問題で、鹿島建設の現地事務所に家宅捜索に入る警視庁の車列=25日9時27分、東京都江東区(渡守麻衣撮影)(写真:産経新聞)
羽田空港D滑走路建設をめぐる大手ゼネコン「鹿島建設」(東京都港区)の砂利転用問題で、発注元の国土交通省から受注額との差額を詐取した疑いが強まったとして、警視庁組織犯罪対策3課は25日、詐欺の疑いで、鹿島の現地事務所(江東区)など関係先の家宅捜索を始めた。新滑走路は鹿島を中心とする共同企業体(JV)が17年3月、約5985億円で受注、来年10月の供用開始が予定されている。同課は巨額公共工事を舞台とした疑惑の全容解明を目指す。
「組織的な不正ない」と鹿島 会見の予定なし
同課の調べによると、鹿島は平成19年12月、横浜市の「かながわドームシアター」跡地に、ホールや放送局が入居する10階建てビルを建設する工事を受注。この工事の過程で約5000立方メートルの玉砂利が採取された。
このうち約1190立方メートルの玉砂利について、鹿島側は20年10月、国交省に届け出ていた資材とは異なると知りながら、新滑走路の海底部分で土台を支える「築堤材」として転用。届け出よりも安価な玉砂利を使うことで、受注額との差額分約470万円をだまし取った疑いが持たれている。
鹿島は国交省に「岩ズリ」と呼ばれる岩を細かく砕いた資材を使うと届け出ていた。未承認の砂利は、ブローカーが複数の業者を経由させる形で現場に投入されたという。
鹿島は産経新聞の取材に対し、「(転用は)故意で行ったわけではなく、連絡ミスで下請け会社が1度だけ海に投入した」と説明。一方、ブローカーは警視庁の事情聴取に対し「鹿島から砂利の転用を命じられた」と供述しているという。
一連の問題を把握した国交省は、鹿島に文書で厳重注意したうえで、8月に玉砂利を撤去させた。今月には詐欺容疑で警視庁に被害届けを提出している。
羽田空港D滑走路は、同空港4本目の滑走路。航空機の発着数が年間約30万回から約40万回に拡大し、国際定期便の受け入れも可能となる。
詐取は良くないですが、事故が起きなければいいです。
ちゃんと耐性がある滑走路ができるのでしょうか?
国際定期便なども受け入れるというのに・・・
事故が起きたら、国際問題に発展するかも知れないのだから、会社ぐるみで不正していないにしろ、お詫び(会見)の一つくらいしたっていいような気がしますが・・・
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