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2009/07/08/Wed
<大分・別府温泉>湯の花存続ピンチ 名物「小屋」づくり、原料の青粘土枯渇で
7月6日17時58分配信 毎日新聞


 ◇280年の技、DVDで記録


 大分県別府市の名物「湯の花小屋」を使った湯の花づくりが、原料の青粘土が枯渇寸前となり、存続の危機にある。地元の「明礬(みょうばん)温泉湯の花製造技術保存会」(岩瀬公男会長、5社)はボーリング調査などで青粘土を探す一方、文化庁の助成で湯の花づくりの全工程をDVD画像として記録した。280年間守り続けた技を残す取り組みが始まっている。


 明礬・湯山地区のわらぶき小屋を使った湯の花づくりは、世界中でここだけにしかない独特の手法だ。江戸時代に始まり、06年には国の重要無形民俗文化財にも指定された。温泉の噴気を竪穴式住居に似たわらぶき小屋の下に導き、その上に原料の青粘土を敷き詰める。すると、噴気中の硫化水素が青粘土の間を通る際に水やアルミニウム、鉄などと結びつき、粘土の表面に霜柱のような白い結晶が張り付く。


 江戸時代はこれを精製してミョウバンを作ったが、海外輸入が急増した明治以降は「湯の花」と名付けて入浴剤として販売。皮膚疾患に効果があるとして、人気を集めてきた。硫黄の香りを漂わせ、わらぶき小屋から吹き出す湯けむりも、湯の町の風情の一つとなっている。


 ところが、明礬地区にあった青粘土の採掘場が地滑り防止工事でほとんど採掘できなくなり、市外産などで何とか製造を続けている。市や文化庁の補助で行ったボーリング調査でも、有望な青粘土は見つからなかった。1926年に272棟あった湯の花小屋は約30棟まで減った。


 DVDは約30分。文化庁の「ふるさと文化再興事業」を活用し、昨年10月から今年1月にかけて撮影した。湯の花小屋の骨組みを作りカヤやワラで屋根をふく場面、床に原料の青粘土を敷き詰めた後、湯の花が青粘土の表面に結晶を作る様子などが収録されている。


 岩瀬会長は「全工程を記録しておけば、仮にいったん途絶えても、将来DVDを活用して製造を再開できる」と話す。次の課題は青粘土確保だ。「青粘土が見つかれば、別府観光の財産を守ることができる。何とか見つけたい」と話している。【祝部幹雄、写真も】

湯の花が青粘土だとは思いませんでした。

正確に言ったら、青粘土は触媒しているだけなのかも知れませんが。


皮膚疾患に効くとは知りませんでした。

別府には、まだ行った事が無いのに、枯渇してしまって、残念です。

仕方がないですよね。限りある資源ですものね・・・
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